幼虫3匹
気がつけば、ベランダの日向夏の木にアゲハの幼虫がいる。それも3匹。もうすぐ蛹になるまでに成長しているので、そのまま放っておくことにする。なるべく下の葉を食べてもらうよう席を移動させる。
蝶の幼虫は決まった植物しか食べない。メスの蝶はその植物を探すときは視覚・嗅覚に頼るが、産卵前にある行動をとる。前脚で葉を叩き(ドラミング)、先端の感覚毛で葉から出てくる化合物を確認するという。孵化した幼虫が確実にこの葉を食べ、成虫になることができるかチェックするわけである。
そんなことを知ってしまうと、この幼虫を引きはがして捨てることはできない。
SIGMA DP1 Merrill
夏野菜
愛知県の知り合いの方から無農薬野菜が届いた。
我が家の貧弱ベランダ野菜とは比べ物にならない。作り手の顔が見える食材は美味しい。
↓ 岐阜県高山の特産、すくなかぼちゃ(宿儺かぼちゃ)
SIGMA DP2 Merrill
「大いなる沈黙へ」
地下鉄神保町の駅を上がると熱気に包まれる。岩波ホールに上映30分前に到着したのだが、11時半からの席はすでに無く、次回のチケットを購入する列が伸びている。幸い前売り券を持っていたので10階へ直行するも満席に近く、壁際に座る。
「大いなる沈黙へ–グランド・シャルトルーズ修道院」http://www.ooinaru-chinmoku.jp
フランス アルプス山脈に建つ修道院のドキュメンタリーは、ナレーション、音楽なしの2時間50分。会話もほとんどなく、その場の気配だけが聴こえてくる。
観衆は、スクリーンの窓から、異星の出来事を眺めているかの様だ。塵が舞い漂う部屋、揺れる洗面器、水の滴り、修道士達のポートレイト、蝋燭の揺らぎ、雪遊び…。観ているうちにこちらの時間感覚が伸びてゆく。長さを感じさせない素晴らしい映画だった。
府中競馬場花火大会
朝9時前に競馬場に着くと、すでに長蛇の列。今夜の花火大会の場所取りのためである。開門と同時に競馬のスタートよろしく、一斉に走り出す人々。何とか正面位置にビニールシートを張る。
ところが夕方から雨が降り始め、雷も鳴り出す。車で向う途中、ワイパー最速でも視界が厳しい状況。「荒天の場合は中止」ということだからこれは無理だな、と判断して帰宅。ところが7時半過ぎに花火の音が聴こえる。慌ててみんなを乗せ再度出発。私だけ路上駐車で車から眺める。
最後は ♪ありのままで〜 の歌に合わせて盛大に打ち上げられた。
RICOH GR
帰ってすぐ、孫が描いた絵
ほったらかし温泉/根津記念館
スーパー台風が沖縄で猛威を……というニュースを聞きながら中央高速を山梨方面へ。
ほったらかし温泉の「こっちの湯」へ浸かり、甲府盆地を見下ろす。富士山は雲の中で見えないが、風が心地よく、誰も居ない湯船を独り占め。たいした設備も無い、いい加減なこの温泉が気に入っている。
このところモニターを見続ける作業が続いていたので、無限を見ながらの打たせ湯は極楽、極楽。
↓ 子供の頃、図鑑でしか見られなかったテングチョウが水を吸いに集まっている
根津記念館を訪れるとやはり誰も居ない。いや、亀さんがいた。
RICOH GR