種々雑多
友人から久しぶりに手紙が届く。同封された種々雑多な物々も一緒に。
お互い、植物の種子に魅せられていて、その感動を時折知らせ合っている。今回も様々な種子が出てきた。久しぶりに双眼実体顕微鏡を取り出して隅々を観察する。毎度のことながら自然の造形にウーンと唸ってしまう。
↓ この赤い種子は、ブラジルの原住民がお祭りの時などに体に塗るという。顕微鏡のレンズの下からギョロッと睨まれる。一つをピンの先でつついてからアルコールを落とすと、鮮やかなオレンジ色が滲み広がり、手に取ると指先が朱色から黄色に染まる。からだ全体に塗ったらやっぱりハイな気分になるだろうなあ。
↓ アオツヅラフジの実の中には、アンモナイトのような種子が入っていて、耳をすませて丸まっている。
↓ 彼からの指摘で、我が家のベランダにあるのはルコウソウではなく、マルバルコウであることが分かった。調べてみると葉の形が全く異なる。三本立てでもこの夏随分茂り、もう花も終わって種も採ったのだが、片付けられないでいる。
SIGMA DP2 Nerrill
Blue Impulse
明日、味の素スタジアムで「スポーツ祭東京2013(国体)」の開会式があり、航空自衛隊のブルーインパルスが上空を飛ぶ。それに先立ち、今日テスト飛行があるということで、のこのこ調布飛行場へ出かけたら…。老若男女、大勢の人が集まっていました。開会式の時間に合わせて到着し、待つこと二時間。陽が傾いた頃やってきました。で、一分程上空を飛んで、あっという間に帰ってしまいました。えっ!それだけ……
RICOH GXR/A16
ABC六本木 / oazo丸の内
ギャラリーMEMでの牛腸茂雄展は、明日から第二部「こども」が始まる。
白水社から「こども」、山羊舎から「見慣れた街の中で」が新装復刻版として発行された。
青山ブックセンター六本木店の階段脇に特設展示コーナーがあり、僕がお貸しした牛腸さんの初版本も陳んでいる。
バリ島在住のガーナベイビーズさんが出品されている「人・形 展」は、東京・丸の内oazo 4Fで明日の4時までです。
眠り続けるHIKARU KONOHAとタムタム
iida G11
しばらく使ってきたケータイが、パーツが脱落したり、なんとなく不調で買い換えることにした。先日発表されたばかりのiPhone5も考えた。が、結局今使っているiida G9の後継機、G11 のケータイに決めた。というのも電話や、時折使うメール以外に使うことがないのだ。一日中鳴らない日だってある。
夏にウィーンやプラハを旅した時、電車内では新聞や本を読んだり、子供に絵本を読み聞かせるお母さんはいてもケータイやスマホを操っている場面にほとんど遭遇しなかった。帰国して、前席七人掛全員がメールを見たり、ゲームに夢中ということも珍しくはなく、とても異様な光景に見えた。
今、ケータイ売り場は、スマホに比べてなんとも寂しい商品展開である。G11もとっくに引き払われてどこにもない。仕方なく新古品をネットオークションで落札した。
野川公園
近所で彼岸花が咲いているのを見て、野川公園へ出かけるとほぼ満開状態。おじさんカメラマンが何人か長玉(望遠レンズ)を構えている。お母さんとやってきた二歳くらいの男の子が、僕の後をずっとついて来る。花にとまったハナムグリ(コガネムシ)を摘んで、その子の小さな手のひらにのせる。指先まで上って飛び立つのを興味津々に見ている。
公園を出たところで、まだついて来るものを発見。ズボンに止まったゾウムシ。興味のある方はGoogleで画像検索すると、そのユニークな姿が見られる。
SIGMA DP2 Merrill
GALAXY
牛腸茂雄没後30年ということで、彼の写真展の開催、映画の上映、そして二冊の写真集が刊行され、白水社からは、こどもにテーマを絞った写真集が出版された。
↑ ボールのように丸まってフリーズしているのは私の長女。この写真は、牛腸さんが最後に発表した日本カメラ(1983.6月号)[ 幼年の「時間」] の最後のページに載った。
今回の企画を伝える「ギャラクシー通信」はネットで読むことができる。既に三号まで出ていて、最後のNo.4は、僕と三浦さんとで喋った彼の思い出話しが載る予定だ。さて、何を喋ったんだっけ…。
この「GALAXY」は、かって牛腸さんと僕が仕事をしていたデザイン事務所の名前である。今日、久々に白水社の方と行ってみた。エレベーターで五階まで上ると懐かしい風景が広がっていた。
SIGMA DP2 Merrill
Saji Yoshitaka 1973
SONY CEO Kaz
久しぶりにASIJ (The American School in Japan) へ行く。Main Libraryはすっかりリニューアルされて、僕がいた時の面影は全くない。
全高校生の前で、SONYのCEOであるKazの講演が始まる。デジタル・テクノロジーが日々変わりゆく時代の中で、さぞかしお疲れなのか、前回、副社長で来たときより痩せているように見えた。「今、皆さんが手にしている様々なコンピューター・テクノロジーは私が高校生の時には無かった。」という話しから始まり、それでも生身の人間関係を大切にしなくてはいけない…、と立て板に水、のスピーチ(もちろん英語で)。
↓ 1979年のアルバムのコメントに、…lives in AV room…(視聴覚室で暮してる)とあるように、僕の仕事場であったAudio-Visual roomには、彼をはじめ、いつも高校生がたむろっていた。漫画を読んだり、弁当を食べたり、語り合ったり、もちろん勉強も。みんな海外生活が長かったから漢字が苦手で、宿題を見てやったこともある。暗室作業もよく手伝った。
帰り際に握手して「退職パーティーのビデオレターはサプライズでした!ありがとう」とお礼を言う。LEXUSが動き出してから気がついた。近々発表があると噂されているフルサイズのデジタルカメラ、NEX-?について聞くことを…。もちろん答えてくれないでしょうけどね。
SONYではないRICOH GXR/A12+LEITZ TELE-ELMARIT 90mm
Sweeeeets
ウィ—ンのJulius Meinl http://shop.meinl.com/ は東京の紀伊国屋みたいなお店で、ちょっと高級な食材、お菓子、お酒等がビッシリ並んでいる。そこで買ったのが小石そっくりのお菓子と蜂蜜。
結局、プラハでも蜂蜜を二瓶追加購入してしまった。
ウィ—ンやプラハの市場では、店先で蜜蜂が飛び回っていて、「ほらっ、蜂さんだって美味しいって言ってるよ!どうだい」とお菓子を勧められた。
↓ ケースの中を除いて、11ヶがお菓子で、その他は渥美で拾った石
飯沢耕太郎展 DUNIA-世界-
写真評論家:飯沢耕太郎さんのドローイング展が、銀座のギャラリー巷房2(地下)で7日まで。
茸に詳しい飯沢さんに、我が家のベランダで毎日出現するヒトヨタケ(一夜茸)について尋ねたら、「若いうちでしたら食べられますよ。おなか壊すかも知りませんが…」というご返事。
柘榴の実がなる古いビルの地階です。
SIGMA DP2 Merrill
牛腸茂雄展 第一部「見慣れた街の中で」
牛腸さんの写真展が始まった。恵比寿のMEMというギャラリーで、
第一部「見慣れた街の中で」8/31 ー 9/22
第二部「こども」9/24 ー 10/14
これを機に絶版になっていた写真集も再販された。
Prahaで逆立ち
石畳の道を歩くのは結構疲れる。
ペトシーン展望台を目指しているうちに道に迷い山歩きになったが、土の上を歩くのは気持ちよかった。公園で寝転び、高い空を見て深呼吸。そして、プラハで逆立ち。(ちょっと腰が伸びてないな…)
Praha 蚤の市
プラハの蚤の市は、工場跡地に所狭しと店が並ぶ。入口には「注意:スリ・泥棒」の手配写真。
様々な物が並ぶ店を巡りながら、みんな真剣に交渉をしている。
「SIGMA、いいカメラをお持ちだ。私も使っていますよ。こちらはちょっと古くなったので買ってくれる人探しています。」と、デジカメを3台売っているおじさんは、炎天下にコウモリ傘を持って立ち続ける。
結局、娘はピンクのカットガラスの器。私は自家製蜂蜜一瓶を買った。
チェスキー・クルムロフの熊
クルムロフ城の堀には昔から熊が飼われている、ということで観光客が橋から覗き込むのだが、どこにも見当たらない。城の塔から見下ろすと、確かに二頭いて、柵は開いているのに出てこない。
帰りがけに「餌代にご寄付を(多分そんな意味)」と書かれた看板とコインのスロットを発見。試しに娘が入れてみる。チャリ〜ンと管を伝わって落ちていくコイン。その瞬間、熊さんが二頭お出ましになった! えっ、もしかして訓練されてる? 上から撮った写真を見るとパイプの先が檻につながっているのが見える。
老年自由切符/Praha
今回の旅は、至れり尽くせりのパックツアーではないので、全て自分たちでやらなくてはならなかった。ほとんどの予約は、娘がネットで済ませてくれて、宿の選択も申し分無かった。
そこで交通手段に必要な切符だが、プラハでは使用時間限定のチケットを購入しなくてはならない。最初は三日間有効券、最後の日は90分有効券を購入。自己申告で老人割引ボタンを押した。これは地下鉄入口の発券機にコイン(お札はダメ)を入れて買い、改札口の印字機に差し込むとスタート時間が刻印される。これでプラハ市内の地下鉄、市電、市バスに自由に乗ることができる。それもなんのチェックも無く、素通りで乗り降りができるから不思議。一度、車内で検札しているのを見たが、多分違反者には厳しい罰則でもあるのだろう。
車内を見渡して、ケータイやスマホでメールしている人をほとんど見かけなかったし、いわゆるシルバーシートはいつも空けてあって、若者が座っていることはなかった。私は二度程席を譲られた。帰国してすぐ、中央線に乗り、その違いに唖然とした。
多分、指定時間があるのだろうが、愛犬を連れたり(口輪は付けている)、自転車を持ってで乗ってくる姿もよく見かけた。駅では、「危険ですから……」の警告も無く、気持ち良く旅を続けることができた。ただ、横断歩道の信号は変わるのが早く、「ティカ、ティカ…」鳴る音がせわしかった。
プラハの宿(レジデンス)からの眺め。すぐ前にトラムの駅がある。
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螺旋の誘惑/Wien - Cesky Krumlov - Praha
どの街にも塔がそびえ立ち、何段もの階段を登っては降りた。螺旋の誘惑、俯瞰の快感。