African Tulip Tree
Konaに泊まった朝、いくつもの種子が目の前をヒラヒラと舞った。
庭を散策して切り倒された枝の先に蒴果を見つけた。20cm程の堅い殻片の中にはまだ少しだけ種子が残っていて、この有翼種子は、ハート形の種子本体の周りに極めて薄い膜が広がり、わずかな風で遠くへ飛ぶようにできている。実際、我が家のベランダで放ったところ、落ちるどころか空高く上がっていった。
帰国してからネット検索したのだが植物名が分からず、ハワイのDanにメールしたところ、「知り合いにも尋ねたけど"African Tulip Tree"だと思うよ」という返事がきた。Googleで調べたらピンポーン!まさにこれです。学名:Spathodea Canpanulata 日本では火焔木とも言われている。この花、バリ島でよく見かけた。奇妙な形をした花で、高い木の上に火を灯したように咲き、確かにチューリップに似ている。
波輪囲土産
Hawaiiのお土産は、コナコーヒーや蜂蜜の嗜好品の他には以下の物だ。左から
プウホヌア・オ・ホナウナウ歴史公園で購入したKukuiナッツの独楽
→同じく椰子の葉で編まれた鳥
オアフに二泊そして帰国
Hawaii島に五泊した後、Oahu島に移動。Waikikiのホテルに二泊して近所を観光。
「モアナルア・ガーデンパークに行きたいんですが」とタクシーのドライバーにつげると、「アノキナンノキ、HitachiノCMネ!」と有名らしい。樹齢130年のモンキーポッド(アメリカネム)は高さ25m、幅40mと確かにでかい。
ハワイを旅するのならまずBishop Musiamを訪れるべきだろう。http://www.bishopmuseum.jp/
文字を持たなかった古代ハワイの人々の残したものが語りかける。時間によっては日本語のガイドもあります。
ホテルはそのままワイキキビーチにつながっていて、夕焼け時になると大勢の人々が集まってくる。
日本人観光客で行列のできる店"Eggs'n Things"に並んでみた。
Strawberry Whip Cream w/NutsとMacadamia Nutを注文するも、そのボリュームに圧倒され、パンケーキ3枚でギブアップ。
ハワイを発つ日の午後、誰もが立ち寄るアラモアナショッピングセンターに行ってみようということになり、タクシーを呼んでもらった……ら、なんとリムジンが横付け。数分間のVIP気分。
ハワイを夜7時に出て8時間半。夜の10時半に羽田着。体内時計が辻褄を合わせようとするも混乱中。
マウナ・ケアからの眺め
「ダイナミック・アイランド・アドベンチャー」ツアーに参加。
コナ・コーヒーミュージアム → プナルウ黒砂海岸 → 火山国立公園 → ヒロの菓子工場 → 4WDに乗り換えオニズカ・ビジターセンター → マウナケア山頂 → オニズカ・ビジターセンターで星空観察 → 帰宿
と13時間のハードスケジュールな一日。
プナルウ黒砂海岸ではウミガメが甲羅干し中。触ったり4.5m以内に近づいてはいけない。
溶岩台地に根を下ろす植物群
ヒロからの200号線、別名サドルロードに入った途端霧雨で視界不良となる。すでに高度が上がっているのか? 盛んにあくびがでる。
マウナ・ケアは富士山よりも高く4,200m。雪も積もるので、麓にはラッセル車が待機している。山頂は、地上の60%の酸素しか無く、一気に上がれば間違いなく高山病になる。そこで中腹のオニズカ・ビジターセンター(2,800m)で40分ほど体を順応させる必要がある。この地点ですでに酸素量が減ってきているのが分かる。ドライバー兼ガイドのミノさんのトークがみんなの気持ちをほぐしてくれる。「さあ皆さん、今晩はサンセットと星を観るツアーですからね。頂上でハシャイでそのまま星にならないように!必ず二人以上で行動して、お隣が眠るようなことがあったらほっぺたを引っぱたいてやって下さい。ここではそれが愛情というものです。」とそんな調子。
陽が沈むと天文台の観測が始まるので、高山病のことも考慮し、サンセットまでの30分しか山頂にいられない。時間を見計らって各社ツアーの4WDが一気に山頂を目指す。東の雲海にマウナケアの山影。幸い風は弱いが気温は零下5度で指先がジンジンする。シャッターを押す瞬間息を止めていると、その後肺が酸素を催促する。深呼吸を繰り返し、体もできるだけゆっくり動かす。足元が浮いた感じがする。
こちらが本当の山頂。頂上まで歩いて登る人達がいた。
左の円筒形がすばる望遠鏡がある日本の天文台
天の川の中を人工衛星が横切り、気がつけば星明かりの中で歩いている。
Hawaii島の東
宿のあるコナはHawaii島の西に位置し、比較的乾燥しているのに対し、今日訪れたワイピオ渓谷とアカカ滝は雨が多く、緑豊かな島の東部にある観光地だ。ただ、ここまでのルートがたいへん。途中、殺風景な溶岩台地を一時間以上走らなくてはならない。集合地点に近づくと雨が降り出し、ミュー(ラバ)の引くワゴンに乗り込む頃には本格的な降りになった。先頭を二匹の犬が先導し、行く手を塞ぐ野生馬を追いやったりする。
ワイピオのツアーを終え、アカカ滝へ向う前にホノカアの町でランチ。ハワイを走って分かったことは、町と町の間にはガソリンスタンドもコンビニも何もないということ。ここで食べておかないと次はどこで食べられるか分からない、ということでBLANE'S Drive Innというバーガーショップに立ち寄る。Shoyu porkを注文して、出てきたのはご飯とポークの角煮だった。あの缶詰の大和煮と同じ味がした。飲み物は相変わらずカップにタップリで溢れそう。
帰国してから分かったのだが、この町を舞台に作られた映画があった。岡田将生、倍賞千恵子主演「ホノカアボーイ」2006。ここに登場する映画館もそれと知らずに通り過ぎていた。
ホノカアから一時間、ヒロまで11マイルの標識を右折して220号線へ入りアカカ滝へ。128mの落差があり散策路の周りは熱帯植物が繁茂している。この冬、枯れないように部屋に入れ、大事にしていたモンステラの仲間も大きな葉を広げている。
Hawaii湯
朝、コナのコーヒー農園Greenwell Farmsを見学。オレンジの木に住んでいるカメレオンを発見。
プウホヌア・オ・ホナウナウ歴史公園からカイルア・コナの町を巡り、疲れて宿に戻ると露天風呂と水平線に沈む夕日が待っていた。木の桶の脇にバーナーが入っていて、薪を燃して湯を沸かす仕組み。アラスカ等で使われているらしい。熾き火でいつまでも暖かく、真夜中にもう一度入ったら、満点の星。日本では冬の空にあるオリオン座が煌めいていた。振り向けば、下弦の月が背中を照らす。なんとも贅沢である。
Hawaiiへ
真夜中、羽田0:05発でHawaiiへ。オアフ島(ホノルル)からハワイ島(コナ空港)に行くため、乗り換えに四時間待ち! 日本を発つ前「露天風呂に熱い湯を入れて待ってます!」とDanからメールが届く。
Danは僕が勤めていた学校で20年間社会科を教えていた。今はコナに住み、Kona Ohana Guest HouseというB&Bを経営している。B&BというのはBed & Breakfast、寝泊まりと朝食だけが用意されている宿泊施設のこと。http://www.konaohana.com/
ハワイ島は別名Big Islandと呼ばれるように、ハワイ諸島の中で最大の島である。マウナケア(4,205m)とマウナロア(4,170m)の高山がそびえる。この島を巡るにはレンタカーが必需。もちろん右側走行です。
花巡りは続く
今日は自転車で花巡り。神代植物園は桜がほぼ満開。
温室の中で咲くヒスイカズラは、今までに見たことも無い青緑色の鮮やかな花を咲かせていた
カミサンのお友達からの情報で辿り着いたカタクリの群生は、いつぞや一反木綿を見つけた場所だった。
SIGMA DP2x
Snapshot -府中-
多磨墓地の桜を愛で、大辻先生の墓前で手を合わせた後、野川に出る。こちらの枝垂れ桜はまだ蕾みのまま。警察大学裏の桜を観ながら帰る。今日は随分長い距離を歩いた。
ネット通販で買った4Eのウォーキングシューズだが、どうも足に合わない。
SIGMA DP1x
「世界創作人形展」
バリ島アバビ村のMさん(ガーナベイビーズ)が出品されている人形展は、4月4日〜10日まで丸善・丸の内本店4Fギャラリーで開催されています。初日に会場でお会いすることができた。人形制作の様子、バリ島での日々はこちらをご覧下さい。↓