風の丘
アバビ村へ着いた途端、セリーの絵画教室に誘われ、久しぶりに絵を描く羽目に。宿に泊まっているベルギー人の二人も「いゃあ、最近絵なんて描いてないよ」と言いながらビール片手に筆を動かしている。村の子供たちは、それぞれの世界にイマジネーションを広げる。僕は風にそよぐ一本の椰子を描くも、重々しくなってしまった。
子供たちは水彩絵の具の混合に興味津々。
朝市
昇ったばかりの朝日を浴びてパヤンガンのパサールへ向かう。風が冷たく、ウィンドブレーカー無しでは走れない。バリは南半球にあるためこの時期は日本より涼しい。
パサールはそろそろ終わろうしていた。村人は陽射しが強くなる前に買い物を済ませる。
パサールはそろそろ終わろうしていた。村人は陽射しが強くなる前に買い物を済ませる。
au iida G9
SIGMA DP2x
バリ
ウブドの外れにあるいつもの宿に来ている。この辺りはまだのどかな田園風景が広がっているが、少しずつ外国人別荘の侵蝕が始まっている。
au iida G9
タマムシ
帰宅すると、台所のテーブルに置かれたプラケースの中で何やら動いている。玄関の壁に停まっていたのを妻が捕まえたという。久しぶりにみる「タマムシ」である。子供の頃、捕まえたくても高い木の上で飛んでいて手が出なかった。
ケースの中にはサクランボやキュウリ、ニンジンまで入っていて、もちろんタマムシくんは無視している。昆虫の食事は偏食で、タマムシはケヤキやエノキの葉を食べる。この光り輝く光沢と色が、角度によって特定の色に決めかねるところから、「玉虫色の…」という慣用句ができたらしい。
しばらく遊んでから夜の闇に放してあげた。
RICOH GX200