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水、膜、野口体操…

久しぶりにプールへ行きからだを動かす。
写真展の搬入、搬出が土曜日に当たり、二回も野口体操を休んでしまった。ゆっくり水中ウオーキングから始め、自己流平泳ぎ(というより、蛙泳ぎ)で水と戯れる。
写真展を観に来た方から「サジさん、膜が好きだよね」と言われたことを思い出す。写真集「時層の断片」の中にも「膜的」なシーンが多い。
1988年の朝日カルチャーセンター広報誌「CULTURE」に、野口先生に宛てた私の手紙が掲載されたことがある。

『…………野口体操は、私の中で長い間眠っていた感覚を呼び覚まし、記憶庫の扉を開け放ち、鮮やかなイメージとなってからだの動きの力になってくれます。「つながり、つたはり、ながれ…」は、手を這う青虫の感触。陽に透け脈打つ薄い皮膚の中の命。「力を抜く」ことは、波打ち際で水母(くらげ)になること。からだ全てを波にまかせ、漂い、揺られ、ひっくり返り、皮膚で隔てられた二つの海の対話。………』

「膜」はずっと私の中で気になる存在である。

つい最近発売された「Spectator/ボディトリップ」では野口体操の特集が組まれていて、私の撮った写真も掲載されています。

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プールから出て外を眺める。随分前のこと、ここに病院があり、娘を徹夜で看護した明け方、この山の下にあった自動販売機でボンカレーを買って食べたことを思い出した。

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